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Winds of Happiness
2025.11.08

【人生いつからでも学び直し】第26回 『神秘学要論』

人生の大学院 
~幸福の科学 大学シリーズ~ (#2)

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┃ 2┃Pの書斎より:許し合うための秘訣
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ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ プロフェッサーの金子一之さんのコラムをお届けします。

 「愛は円環する」という愛の法則があります。愛を自分のものだけにしようとすれば循環せず、この執着を手放せば自分にも愛が返ってきます。自分の奪う愛の心を押し止め、自ら進んで愛を与えることから「愛し合う」世界が現れるならば、許し合うことも、まず自らが他人を許すことから始まると思います。「許す愛」は、七次元菩薩界の悟りの境地(『太陽の法』他参照)ですから、人間の心の修行の目標でもあるのです。

 そこで、この境地へ一歩を進める努力について考えてみます。第一は、他人の長所を発見する努力です。相手のよいところを理解できれば、その人を愛せるようになります。自己愛が強いと、他人を批判したり、見下したり、責めたりする「裁きの心」が出てしまいます。「許し」の対極にある裁く心を止め、長所を受け入れることは、相手を包み込んでいく許しの心に変える努力です。
第二は、「忘却の努力」です。許すためには、相手に対する嫌な感情を心にとどめず、忘れていくことも大事です。すなわち、この忘却の努力は「許す愛」となるのです(『愛することと愛されること』参照)。

 第三は、ギブ・アンド・テイクの発想をやめ、「圧倒的善念」で生きる心構えを持つことです。人からしてもらったことは忘れないで心に刻み、自分が人にしてあげたことは、恩着せがましく思わずに、見返りを求めず忘れていく努力です(『不動心』『愛することと愛されること』他参照)。

 第四は、自分自身を許すことです。他の人を許せない心の奥には、自分自身を許せない気持ちがあります。「立ち向かう人の心は鏡なり」と言われるように、相手の嫌な姿は、実は同じものを自分が持っていて、それを相手の姿を通して見せられていることが多いのです。つまり、裁いたり、憎んだりしている相手は、自分のなかの嫌な面、見たくない心の姿なのです。この等身大の自分を受け入れて自分を正しく愛することから、許し合いの世界が現れてくるのではないでしょうか。

著者プロフィール

金子一之(かねこ かずゆき)
 1964年生まれ。武蔵野大学大学院修士課程修了。1990年より幸福の科学に奉職。現在、HSU人間幸福学部プロフェッサーとして、幸福の科学教学、宗教学を担当。著書に、『宗教対立を克服する方法』(幸福の科学出版)などがある。


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┃ 3┃この感動をあなたに~映画編:『鬼滅の刃 無限城編 第一章』
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 「鬼滅の刃」は2016年11月号より「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった漫画作品で、23巻までの累計発行部数が2億2000万部を突破する空前のヒット作となりました。原作者は吾峠呼世晴女史で、映画作品では累計観客動員数が約7700万人、国内での興行収入は360億円を超えています。
一種の社会現象となっている「鬼滅の刃」の魅力は、個性的なキャラクターはもとより、緻密に練られたストーリーや登場人物の心の葛藤が満遍なく描かれたところなどが挙げられます。鬼と戦う場面では目を背けたくなるような残酷なシーンもありますが、元は人間だった「鬼」たちを描く場面では、彼らが抱える苦悩や悲しみ、後悔の念が涙を誘います。

 主人公の心優しき少年、竈門(かまど)炭治郎は、ある日、鬼によって家族を皆殺しにされてしまいます。生き残った妹、禰豆子(ねずこ)は、鬼に変貌してしまうのです。絶望感に打ちひしがれる炭治郎ですが、妹を人間に戻すため、また、これ以上鬼に悪事を犯させないために〝鬼狩り〟を決意し、そのための組織「鬼殺隊」に入ります。物語の根底には、今や忘れて久しい家族への愛や友情、鍛錬などの汗や努力、自己犠牲の精神が流れています。大正時代というノスタルジックな舞台も、古き良き日本を象徴しているように思います。 

 本編は、鬼と化した猗窩座(あかざ)と「鬼殺隊」の対決物語。迷宮のような無限城の形状は、CGアニメーション駆使され圧倒的な臨場感です。スピーディな激しい戦闘は圧巻で、迫真のシーンが連続します。その一方で、猗窩座の心の葛藤や複雑な心情を描いた場面も、その表情などから自然と慟哭感が伝わってきます。

 実は「鬼滅の刃」について、幸福の科学出版より2020年12月に発刊された『鬼学入門』のなかで、鬼の立場から視た「鬼滅の刃」観が語られました。そうした経緯もあって、「鬼滅の刃」への否定的な見解が相次ぎましたが、その後、作者である吾峠呼世晴守護霊の霊言が収録されました。それによると、作者は日本文明の源流である天御祖神降臨の際にお手伝いをした人物であり、本作を通じて武士道精神を伝えたかったという驚きの真実が明かされたのです。日本の精神の真なるルーツが明かされた『天御祖神 武士道を語る』は、お薦めの一書です。

文責:木藤文人


『鬼滅の刃 無限城編 第一章』 公式サイトはこちらへ
(『鬼滅の刃 無限城編 第一章』ポスター画像は、https://kimetsu.com/anime/mugenjyohen_movie/ より引用)


編集者プロフィール

木藤文人(きどうふみと)
 ジャーナリスト、宗教家。
大学を卒業後、大手広告代理店に勤務。フリーとして独立後、「週刊東洋経済」「プレジデント」「経済界」「ザ・リバティ」等の執筆を経て、2007年、幸福の科学出版に入局。『天国に還るための終活』等、編著も多数。


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