|第102回「理想の会社の創りかた」-時間と経営(1)- #2
かつて日本の高度成長期、日本の足を支えた新幹線は半世紀にわたっておよそ20億kmを走行し、約55億人を運びました。現在、JR東海は2027年に向けて、リニア新幹線の開業(東京-名古屋間40分)を目指しています。そのうち、東京-大阪間(2045年開業予定)が約1時間で結べるとなると、日帰り出張も旅行も無理なくできるようになります。GDPが3倍になるという試算もあり、自然災害の多い日本では、国防という観点からも早急に実現してほしいものです。
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デフレの時代に、一番目として最初にやるべきことは、「汗を流す時間を増やす」ということです。
映画館や喫茶店に寄り、「どうやって、五時までの残りの時間を埋めるか」と考えている人もたくさんいるのです。このような人たちを日中にきちんと働かせるのも仕事なのです。工場にも、サボっている人はたくさんいます。
労働時間を伸ばす話もしましたが、もう一段、上のことを言えば、それは、もちろん、「勤務時間内の中身の見直し」ということになるでしょう。時間の無駄、仕事の内容の無駄を、徹底的に点検しなければいけないのです。
※以上『智慧の経営』より抜粋
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この「タイムベース・マネジメント」は、「意思決定の速度を上げる」ということでもあります。大きな組織になると、階層が増えるので、どうしても意思決定が遅くなりますし、情報が届くのも遅くなります。これをどうやって崩し、短くするかということで、現代の企業はみな苦労しているのです。
ベンチャー企業などの新しい企業をはじめとして、現在、急発展中の企業は、どこも、「タイムベース・マネジメント」を使っており、「どうやって速度を上げるか」ということを考えています。昔は、「社長の決裁箱に決裁書類が三日分も一週間分もたまっている」などということがよくありました。
しかし、いまは、「いかに決裁速度を上げるか」ということに取り組んでいるのが普通であり、さらには、「そもそも、決裁しなくてもよいようにする」という方向に時代は流れてきています。
※以上『リーダーに贈る「必勝の戦略」』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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