|第38回 経営者の器量〈14.経理的側面から見た経営~その1〉#2
前回、前々回と財務の視点からの経営について、数多くの論考に学びました。財務は経営に直結しており、最終的にトップの責任です。
それゆえ、経営者には弛むことなく、自己を成長させていくことが求められるのです。
今回から2回にわたって、財務とともに重視される「経理」の観点から、経営者の条件に迫ります。
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例えば、「将来、社長になる身であれば、いろいろなことを身につけておかねばならない」と思い、若いうちから、英語や経理、税法、経済、その他、将来の帝王学として必要なことをコツコツと勉強するなど、現在の自分の仕事にかかわりのないことでも努力し続けることです。
「直接的な努力」と「間接的な努力」の両方を重ねている人は、会社においても、いずれ人に認められ、成功していくことは、ほぼ確実です。万一、運命の気まぐれによって、会社に残れなくなり、転職して別の所に職場を見いだすことになったとしても、必ずや、そういうタイプの人は道を拓きます。
※以上『されど光はここにある』より抜粋
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会社の社長のなかで数が多いのは、やはり技術者でしょう。技術者が会社を起こし、社長をやっている場合が多いのです。ところが、そういう人は、資金繰りについて、あまり分かっていません。
「部下に経理担当者がいるから、それでよいだろう」と思っている人もいますが、経理で経営はできないのです。経理と経営は違います。
資金繰りについては、追い詰められる前に勉強しなくてはいけないのです。
難しい学問的な本でなくてよいのです。簡単なハウツーもので、二、三時間もあれば読めるような軽い本も多く出ているので、そういうものを五冊十冊と買って、一カ月ぐらいかけて読めば、多少は分かるようになります。
※以上『幸福へのヒント』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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