人生の大学院
~幸福の科学 大学シリーズ~ (#2)
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┃ 2┃Pの書斎より:焦りの心はなぜ起こるのか
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ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ プロフェッサーの金子一之さんのコラムをお届けします。

『心の指針Selection6 自己信頼』のなかで、大川隆法総裁は、焦りの心に、「自分の無能に対する焦り」があると指摘されています。若い人を例に、とかく自分の不幸の原因を他人や環境のせいにして不平不満を持ちやすい本当の原因は、「強い自己愛」や子供時代に甘やかされてきた「わがまま」な心であり、自分自身の「無能」にあるのだ、と。若い人に限らずドキッとされる方が多いと思いますが、ほかならぬ私もその一人です。
渡部昇一氏も同様の指摘をされています。若者の不平不満の多くは、「自分ではどうにもできない」という焦りのなかにある。例えば、勉強や仕事がうまくいかないことを、社会のせい、他人のせいにしがちなのは、主観的感情でしか考えられず、視野を広く持って自分や社会を客観視できないことにあると言います。すなわち原因は他でもない、「自分の無能力に対する焦り」「知力の欠如」にあり、それを自己認識することが幸せになっていく第一歩だというわけです[『自分を言えない人の自己主張の本』渡部昇一著(青春出版社刊)より]。
したがって、この「焦り」の心を解決するコツは、「頭を働かせる」ことです。第一は、「知識・情報」の収集です。『幸福の革命』では、「その問題を解決するにあったての関連する知識を集めること」だと説かれています。「集めた知識を整理していくうちに結論がはっきり見え」、その結果、「悩みの大部分は消えていく」からです。
第二は、その知識を参考に、自分がすべきこと、実践可能なことはなにかを考えて、具体的な行動プランを紙に書き出してみるのです。すると不思議なことに、焦りの心はまったく消えてしまいます。どうすべきか見える化できると、焦りや悩みが次にステップアップするための「希望」へと変化しているからです。やはり、自分が努力するという代償を払うことなく、相応の結果を手にすることはできません。焦りの心が出るとき、「自分は(「アリとキリギリス」)のキリギリスになっていないか」を常に自問自答したいものです。
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┃ 3┃この感動をあなたに~映画編:『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』
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かつて世界を熱狂させた天才ピアニスト、スタニフラフ・ブーニン。その圧倒的な技巧とショパンを彷彿とさせる魂の躍動は、伝説となって今に伝わっています。1985年、19歳でショパン国際ピアノコンクール優勝。ところが、栄光のさなかにあった2013年、ブーニンは突然、表舞台から姿を消してしまいます。誰もがほどなく復帰すると考えていましたが、時の経過とともに人々の記憶からも消えていきます。
その間、彼は自らの運命と懸命に闘いつづけていたのです。左手の麻痺、家族の死、糖尿病の悪化と転倒による左足の骨折と壊死……。そして、手術によって脚を8cm削らなければならないという非情な現実。ショパンを演奏するとき、「自然な呼吸をするように左手を動かさなければならない。それができなくなってしまった」と告白。魂の欲するものとは裏腹に、肉体が思うようにならないという苦悩は、芸術家の魂にとって地獄の苦しみそのものだと思われます。
それでも彼は、音楽を諦めませんでした。不屈の魂は、決して折れることはなかったのです。「技術的には完璧でなくてもいい。人に感動を与える演奏がしたい」、ブーニンはこの言葉とともに再び舞台に立ちます。本編では2025年12月のサントリーホールでの公演が全編収録され、本人の選曲による名曲が披露されます。日本の聴衆の魅力を、芸術への高い関心と見識と語り、こよなく日本を愛する姿は微笑ましく映ります。復活を遂げたブーニンのこれからが楽しみなドキュメンタリー作品です。
文責:木藤文人
映画『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』公式サイトはこちらへ
(『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』ポスター画像は、https://movies.kadokawa.co.jp/bunin/ より引用)
*** 参考文献 ***
人間は平等であり、かつ、その人の努力や才能があった場合には、それを認めないと、神様の目から見ても公平ではないということです。例えば、昔、世界のピアノコンクールに出て一位になった、旧ソ連、ロシア出身のブーニンという人がいます。
二十歳ぐらいで一位になりましたけれども、世界のコンクールで一位になったとたんに、先生と弟子の関係は崩壊してしまったようです。もうプロなので、弟子にはなれないということだと思いますが、プロの演奏者として世界を回っていました。日本に来たときには、ファンが多かったのです。そこで日本に亡命しましたけれども、そういう目を持っているということです。才能や努力に対しては公平でなければなりません。
(P.110)
※以上『「呪い返し」の戦い方』より抜粋
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