TOP>コラム>Winds of Happiness>第51回【徳ある経営者になろう】経営者はAIによる支配を怖れよ(3)
コラム
happywinds

第51回【徳ある経営者になろう】経営者はAIによる支配を怖れよ(3)

|第51回 経営者はAIによる支配を怖れよ(3)#2

 ある女性向けファッション通販会社では、女性のスタイル等の顧客データ、サイズや色、好み等の商品データ、行動履歴等をAIで分析し、一括管理。毎月、好みに合った服を届け、顧客は気に入った商品を試着、購入する仕組みで上場を果たしました。しかし、その会社には800人ものスタイリストが常駐しています。女性は妊娠やライフスタイルの変化で、体型が変わることもあり、個々の細かい要望にはスタイリストがその都度対応します。AIはあくまでも道具であり、最終的には人が人に寄り添う経済が、成功を招いているのです。
引き続き、AIと経営について学んでまいりましょう。

◇-------------------------◇

 昔に比べて機械で代替される仕事が増えて、コンピュータ、AI等との競争が始まりつつあるので、人間もあまり楽ではなくなってきつつあると思います。

「自分でいろいろなものを経験して学習し、それを自分で組み込んで、上の段階に発達させる」「自分で勝手に、小学校一年の勉強から二年、三年と上がっていく」というような機械ができてきたので、だんだん人間の機能の一部は取られ始めてきているわけです。

語学に至っては、スマホレベルの小さい機械で、百カ国以上、同時翻訳するというようなことを言っています。

 私の説法が、そのまま世界百何カ国の言語に訳されるなら、極めて便利で、もしかしたら、生きているうちにそういうところまでになるかもしれませんが、そうは言っても、表現というのは、意味が通じればよいというだけのものではないし、表現によってバイブレーションなど、いろいろありますので、そういうものとの戦いも、まだこれから続くのかもしれません。

※以上『私の人生論』より抜粋
  L 詳細を見る
◇-------------------------◇

 AIではなかなか乗り越えられないと思われるものは、「営業」のところです。「人対人」で交渉したりするもの、押したり引いたりしながら、落としどころを考えていくようなものに関しては、こちらとしては推進したいと思っていても、相手には相手の考えがあって、なかなか思うようにはいきません。

「創造性のある分野」「マネジメントが必要な分野」、さらに、「営業が必要な分野」「交渉が必要な分野」などでは、AIは十分ではなく、次の世代のAIになっても、完全には乗り越えられないだろうと思われているのです。

※以上『心に目覚める』より抜粋
  L 詳細を見る
◆-------------------------◆

著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




メールマガジン「徳ある経営者になろう」は、2018年11月8日から配信を開始しました。※隔週にて配信中!
 大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋から、経営の極意を学ぶ一時に活用でき、かつ良書を紹介して参ります!
 ぜひ、購読しませんか。メールマガジンの登録はこちらへ

このページのTOP ▲