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第11回【徳ある経営者になろう】企業の存続を左右するイノベーション〈前編〉

起業家として新しいビジネスを始めたい。生涯現役、第二の人生を開きたい。
ただの経営者ではなく、真理を実践する“徳”のある経営者になりたい。
そうした目標を達成するためのとっておきのメールマガジン「徳ある経営者になろう」。

大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋から、
経営の極意をつかんでください。

※当記事は、メールマガジン「徳ある経営者になろう」(隔週配信)の一部を紹介しています。

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 徳なるものは必ずあるものです。
それをみなさんにわかるようなかたちでご説明するならば、自分が生きてきた時間のなかで、自分のことより他の人の幸福のことを考えた時間のほうがはるかに多い人のことを、「徳ある人」と言うのです。
徳がある人というのは、他の人びとへの愛の思いを持ちつづけてきた人のことを言うのです。

※『人格力』より抜粋
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|第11回 企業の存続を左右するイノベーション〈前編〉

イノベーションとは、「新機軸」とか、「新たな切り口」のことで、単に新しい技術の発明という意味ではなく、例えば、新しいアイデアを出すことで社会において新しい価値を生み出し、社会の変革を促すといった大きな変化をもたらすものです。19世紀初頭、経済学者のヨーゼフ・シュンペーターが5つの類型に分析し、これを定義したことで知られます。
また、日本でお馴染みのピーター・ドラッカー流のイノベーションも有名です。
イノベーションは、経済発展の主導的な要因となる重要な企業存続の条件だと言えるでしょう。

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 イノベーションには二種類があります。一つは、経済学者のシュンペーター流の、「異質なものの結合」という面でのイノベーションです。例えば、水素(H)と酸素(O)が結合すると、水(H2O)という、まったく違うものができます。水素は「燃えるもの」ですし、酸素は「燃やすもの」ですけれども、そういう燃え上がるものが、水という、火を消すことができるものをつくり出します。

 もう一つのイノベーションは、経営学者のドラッカー風の「体系的廃棄」です。これまで成功してきたやり方、仕組みなどを体系的に廃棄するのです。この「体系的」というところが大事な点です。「いったん御破算にしてしまう」ということです。その上で、「もう一度、考え直してみる」ということを行わなければなりません。「『今まで、これでうまくいったから』という考え方を、そのまま維持していたのでは、時代に取り残されるおそれがある。今までのやり方などを体系的に廃棄することがイノベーションだ」というのがドラッカーの主張です。

 これは両方とも実際にあることなので、私としては、両方に目を向けていただきたいと思います。

※『未来創造のマネジメント』より抜粋
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 普通、「イノベーションとは、まったく新しいものをつくり出すこと」と考えられがちです。もちろん、それでも構わないのですが、いつもいつも、まったく新しいものをつくり出せるわけではありません。ですから、能力的にそこまでいっていない人の場合は、イノベーションとして、基本的には、異質なものを結合させる努力をしていけばよいでしょう。まったく違うものを結合させてみると、面白くなってくることがあるわけです。

 したがって、いろいろなものを勉強したり、集めたりしなければいけないのですが、最後は、それを“化け”させなければいけない面があります。つまり、何らかの「サプライズ」がないと、やはり、よくありません。サプライズを入れることです。

※『経営の創造』より抜粋
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