第148回 シリーズ『人材の条件』に学ぶ経営術(5)#2
第5章「世界のリーダーをめざして」では、リーダーの資質を磨くための方法や、危機の時代に求められるリーダーの具体的な四つの条件などが示されました。また、仏教の止悪の教えなども説かれます。
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【先見性】
指導者には先見性が必要です。
先が見えている人は、他の人々に対して、行くべき方向を示すとともに、違った方向を向いている意見があれば、それを捨てなければなりません。そのときには涙も流れます。しかし、そうした涙を流すことで、指導者としての器は一回り大きくなります。「理解してもらえないことの孤独のなかで、決断を下していく」という行為を積み重ねることによって、指導力が増していくのです。
立場が高くなればなるほど、偉大なリーダーになればなるほど、そうした涙の量は多くなり、その質は深いものになっていくのです。
※以上『人格力』より抜粋
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【止悪】
私が言いたいことは、「愛というものは、単なる同情とは違うのだ」、また、「愛というものは、悪を増長させることではないのだ」ということです。愛という言葉は、仏教では「慈悲」と言い換えてもよいでしょう。
ただ、仏陀が説いているとおり、仏教の根本精神は、「悪いことをできるだけ抑えて、善いことを推し進める」ということです。「止悪の心、悪を押しとどめる心を持ち、そして、善なる心、善なるものを推し進める」というのが基本精神なのです。そうした精神なくしての「愛」や「慈悲」というものはないのです。善悪を分ける力は「智慧」と言われます。「智慧が介在しなければ、愛というものは、場合によっては、人を破滅させたり、あるいは、世の中を間違って導いたりすることもある」ということを知らなければいけないのです。
※以上『夢のある国へ――幸福維新』より抜粋
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編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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