誰も教えてくれない本当の終活 (#2)
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┃ 2┃終活コーディネータによる「されど終活」: デジタル遺品の問題
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「ネバーエンディング・セミナー」講師・元僧侶の田中稔之さんのコラムをお届けします。

近頃、「デジタル遺品」というものが問題になっているようです。この定義はいろいろとあるようですが、ここで問題にするのは、スマホやパソコン等のデジタル機器を遺産として考えるというものではなく、それらの中に入っているデータや情報のことです。ネット上に保存されているデータ等も含まれます。
たとえば、現代は個人の大切な写真などはスマホに入っていることが多く、スマホが開けなければ思い出の写真も遺すことはできません。また交友関係や知人の連絡先、どのような関係なのかもすべてスマホの中。趣味や仕事の情報や資料などもパソコンのパスワードが判らなければ見ることはできません。さらにサブスクと言われるような、継続サービスの契約情報やアカウントも、気づかなければ、いつまでも請求が続いたり、ネット銀行の口座が分からず、相続が出来なかったりします。さらに、SNSが放置され悪用されるなど、様々な問題を抱えています。
この問題を回避するためには、IDとパスワードを信頼できる人に共有しておけば良いのですが、周知のものにしてしまえば、そもそもロックをかける意味がありません。エンディングノートや遺言に遺すという方法や、ネットサービスのアカウント等は自分が亡くなった後、アクセス出来る人を指名しておくというサービスもあるようです。いずれにしても元気なうちに準備をしておかないと専門業者に解読してもらうなどの多大な労力と費用がかかってしまうことがあります。
ですから、日頃からアカウントやサブスク契約などの余分なものを整理したり、人に引継いだりすること、もしもの時には抹消するということを前提とした管理方法を考えておく必要があるでしょう。デジタル終活やアカウント管理などをサポートするアプリやサービスも存在しますので、そうしたものを活用して、早めに対策しておくことをお勧めいたします。
相続診断士:田中稔之
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┃ 3┃天国に還るための「反省」のすゝめ:『ユートピア創造論』より
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〈本文より抜粋〉
愛と反省はそう難しいものではなく、ある程度は習慣の問題です。習慣として身につけてしまえば、それほど努力しなくてもできるようになります。他人に愛を与える、他人に優しく生きるというのは、習慣化されてくると、ごく自然にできるようになります。反省も同じであり、自分が間違ったことを思ったり行なったりしたときに、「これはいけない」と修正をかける癖さえつけていけば、だんだんマスターできるようになります。この二つに関しては、よい習慣を早く身につけることが大切なのです。
そして、よい習慣を身につけたならば、次に、愛や反省を深めるにはどうすべきかという課題が出てきます。ここで、知と発展が大きく影響してくるのです。知の部分が未発達だと、愛といっても、非常に平板な、隣人を愛するという程度の簡単な愛で終わってしまいます。ところが、知の部分が高まると、その人の認識力が上がるので、人を愛するときにも、さまざまな階層やレベルの人を愛することが可能になってきます。また、知が高まれば、他人や自分を見る目が深くなるので、反省も深まるのです。
つまり、反省に深みを与えるのが知の部分なのです。よく学んだ人ほど、間違いがよく分かるということです。それから、発展の部分を押し上げていくと、結果的には愛になることもありますし、知になることもあります。
(PP.109-110)
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