第145回 シリーズ『人材の条件』に学ぶ経営術(2)#2
本書のタイトルである、第2章「人材の条件」では、「人材」という言葉は儒教に由来しており、江戸時代には荻生徂徠が、中国では韓非がこの言葉を使ったとされています。成功への王道や、避けるべき四つの悪「四悪(しあく)=「克」「伐」「怨」「欲」」、精神的な態度で気をつける点などが説かれます。
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【うぬぼれの心「伐」】
いちばん恐れるべきは「慢心」です。うぬぼれの心を持っていると、警戒心とか、慎重さとかがなくなってくるので、入っているものに乗っ取られてきても、もう分からなくなってくることがあります。
「天狗系の魂で、守護霊も天狗」とかいう場合だと、すごくうぬぼれているので、他人の意見をあまりきかなかったり、教学をしてもそれほど効かなかったりして、勝手に自分で自分自身への信仰心を立ててしまうようなケースが多いのです。
天狗は、自然霊とか精霊とかの一つだとも言われてはいますが、仏道修行などでは、「魔道に堕ちた状態」と言われることも多いのです。
※以上『悟りを開く』より抜粋
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【仁】
儒教は宗教というより、「学問性」や「道徳性」が非常に強く、新しい特徴としては、霊的な面についての教えが十分ではありませんが、やはり、独自の教えはあったと思います。
「智・仁・勇の三つを合わせて、徳が発生する」という考え方が一つ出てきています。
ギリシャでは要するに、「神に愛される、神近き人物で、学徳を積んだ人のなかに、徳が生まれてくる。瞑想的な生活をして、天上界と同通することができるような、聖人化した人の徳がある」と考えていたのだと思います。中国では、「智・仁・勇。すなわち、智謀があり、民衆を愛する仁の心があり、さらに勇気を持っている、この三つを備えている人は徳がある」という考え方があります。徳のある「君子」をつくっていく教えが儒教だということで、孔子は生涯、君子というものに憧れ続けた人です。
※以上『宗教社会学概論』より抜粋
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編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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