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第106回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-時間と経営(5)-

|第106回「理想の会社の創りかた」-時間と経営(5)- #2

 仏法真理におけるタイムベース・マネジメントとは何でしょうか。それは、一時間当たりに含まれる“ユートピア価値”を高めるということになります(『真説・八正道』より)。つまり、24時間のうち「ユートピアへの貢献度」というものを時間単位で割り出すと平均打率が出ますが、その打率を高める努力をするということです。「今日は、社会(世の中)を良くするために、自分がいかに時間を使っただろうか」という観点からの反省し、その反省からの発展が考えられるのです。

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 経営者というものは、過去・現在・未来を超越する目を持っていなければならないと言えましょう。過去の目というのは、一年前の目、あるいは創業期の目です。そのような目でもって、現在の自分たちの立場、あり方、業容というものを見直す必要があるでしょう。また、未来の立場に立って、「自分たちの事業が、いったい、どのようになっていくのか。そのときに、どれだけの人材が必要なのか。どれだけの資金が必要なのか。どれだけの空間資源が必要なのか」ということを、総合的に勘案していく見方が大事です。

「肉体に目が付いている」というかたちでしか見られないのであれば、これはできません。しかし、いったん自分を離れて、はるかなる大空から自分自身を見つめるように、あるいは、第三者の目で自分自身を見つめるように、自分の過去・現在・未来を客観視することができれば、これができるようになってくるはずです。主観的な感情に酔うことなく、自分と自分の周りのあり方を客観的に見ることができなくてはならないのです。

※以上『成功の法』より抜粋
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 『忍耐の時代の経営戦略』には、秋元康氏のAKB48の話も書いてありますが、ああいうものでも、ヒットするまでに五年ぐらい余裕を見ていたのです。

「秋葉原で生で見られますよ」「ごひいきの方をスターにできますよ」というようなことを訴え、来た人が近くから“かぶりつき”で見てファンになるあたりから始め、「五年ぐらいしたら国民的なヒットになる」というところまで予想していたわけです。ただ、このあたりのことは、なかなか、そう簡単にできるものではありません。ああいうヒットメーカーの場合、「五年ぐらいずっとやっていき、新しい歌を出し続けていくと、どこかでブレイクして、国民的に評判になる」ということが勘で分かるのです。

AKBの事例は、そのような夢をある意味で与えているわけですが、これは、「夢を育み、育てる間、少し時間がかかる」ということを意味してもいると思うのです。

※以上『経営戦略の転換点』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]






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