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【天国に還るための終活】第9回 病に打ち克つ心の力 ―中編―

┃ 本当の終活とは「自分がなぜ生まれてきたのか」を悟ること

 地震、津波、台風、洪水など打ち続く天変地異。そして、昨今、コロナウィルスという感染症(疫病)の流行で、“死”を身近に感じることが増えたのではないでしょうか。

 はるか昔から、「宗教」は死生観、つまり死後の世界のことを教えていました。また、古代ギリシャの「哲学」にしても、ソクラテスやプラトンは魂やあの世の存在について語っています。しかし、科学の進歩とともに、宗教はいつのまにか隅っこに追いやられ、解らないものについては議論しないという「不可知論」へ、さらには神仏や霊界そのものを否定する「無神論」が主流になってしまいました。

 そこに、20世紀後半、「幸福の科学」が出現し、大川隆法総裁による「仏法真理」という教えのもとに霊界、あの世の世界、魂の真実がはっきりと説き明かされたのです。人は例外なく、やがて“死”を迎えます。死後の世界を学べる教科書は「宗教」しかないのです。

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 善悪のけじめを知るためには、「人間の本質は魂であり、魂は『過去・現在・未来』を生き通しの存在であって、この世での人生修行の内容や結果に応じて、死後の行き先が、天上界と地獄界という、二つの世界に分かれていくのだ」という根本的な真理を、まず、つかまなければいけません。

※以上『生命の法』より抜粋
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┃【天国に還るための終活】
┃ 第9回 病に打ち克つ心の力 ―中編―

◆◇目次◇◆
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 1 今回のテーマ:病気治しと宗教の関係
 2 講師・僧侶によるコラム:「信じる力」
 3 スピリチュアルルポ:「養生訓」の知恵に学ぶ〈中編〉
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┃ 1┃今回のテーマ:病気治しと宗教の関係
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病気治しと宗教

 「病気治し」と宗教の関係を考えるとすれば、『新約聖書』に溯ることができます。かつて、イエスが※按手(あんしゅ)といった御業(みわざ)によって病気を治したことがそこに記されています。現代でも世界各地の宗教のもとで、病気治しは頻繁に行われており、病気治しが宗教の発祥起源になっているケースも少なくありません。

南フランスの「ルルドの泉」でも奇跡が数々、目撃されています。ヴァチカン・ローマカソリックの「奇跡」認定の基準が厳しいため、少ない例に留まっていますが、科学の分野において、未だ証明することのできない現象が、現実に起こり得るということです。

イエスと祈りの力

 かつて、イエス・キリストは祈りのときを大切にしていました。何か、ことを起こすときは、自らにて一人静かに祈り、決心し、「聖書」に照らして行動したといいます。喜びのときには賛辞の祈りを、悲しみのときには嘆きの祈りを、苦難のときには主なる神に打ち明けるための祈りを……。

ルカによる福音書によれば、弟子がイエスに「祈り」について教えを乞う場面がありますが、イエスは「父(アバ)よ」と呼びかけるように教えました。「アバ」という言葉は、イエスの時代に使われていたアラム語で、「お父さん」「パパ」という意味です。まだ幼い子どもが使う言葉ですが、素直に、純粋に、信頼しきって問いかければ、神様は受け止めてくださるということです。

祈りについて

 ここで大川隆法総裁の著書『限りなく優しくあれ』から、「祈り」についての一節を紹介します。

「祈りのときには静かであれ。
祈りのときには多くを語ってはならない。
祈りのときには静寂心を忘れてはならない。
祈りのときには喧騒から離れよ。
多くの者たちと共にいて、語っていてはならない。
祈りのときは静かにあれ。
静かにて、主と語れ。(中略)

愛を説いたイエスでさえ、群衆に囲まれているなかでは祈りをすることはできませんでした。

彼も、群衆を離れ、独り、山のなかに入って、ひそかに主に祈っていました。そのことを忘れてはなりません。

祈りとは、そうしたものであり、実は、この祈りの瞬間は、とても懐かしく、かつ喜ばしい、幸福な瞬間なのです。主は、あなたがたの親です。その懐かしい親と対面できる瞬間が、祈りの瞬間なのです。」



*** 参考文献 ***

●『病を乗り切るミラクルパワー』
―常識を超えた「信仰心で治る力」―
/大川隆法(著)

/1,650 円(税込)
(2018年2月発刊)
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 本書で注目すべきはこの世の常識に警鐘を鳴らし、一方でこの世の常識を超えた力について述べられている点です。マスコミの流言飛語を鵜呑みにすることで、かえって健康を損なうケースも少なくありません。

例えば、一時期、「水を大量に飲む」健康法が話題になりましたが、「体に水が溜まる」という現象を引き起こし、内臓系疾患のリスクが高まる可能性もあります。一度に大量に水を飲んでも吸収されず、尿として排出されるだけで、水分補給はこまめに行うのが理想です。また、「糖質ダイエット」に関しては、場合によっては老後の脳機能に影響を与えるのではないかと記されています。

第2章の統合失調症、認知症などに関するQ&Aでは、霊的な視点を踏まえた対処法が示されます。

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〈本文より抜粋〉
 「自分自身で反省をしたり、教学をしたりして心境を変える」、そのような努力についても言いましたけれども、「祈り」にも力があります。祈りは、それほど日本人には向いていないかもしれませんが、海外ではよく行われていますし、海外の研究では、祈りには一定の効果があること自体が認められているのです。

「ある病気の患者について、誰も祈らなかった場合と、教会の仲間たちに祈ってもらった場合とで、経過が違うかどうか」というようなことを調べたものもあります。私が読んだものには、祈りの効果として、そう極端に大きくはありませんが、「五パーセントぐらい治癒率が高くなる」というような結果が出ていました。

ほかの人に必要とされていて、「あなたに元気になってもらいたいのだ」という気持ちが伝わってくると、やはり健康になりやすいわけです。あるいは、自分自身のなかに、悪想念や、それによって引き寄せているものがあったら、そういうものを取り除きやすくなります。そういう意味で、祈りも効くことはあるのです。
(PP.79-80)

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著者プロフィル
大川隆法(おおかわ りゅうほう)
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界168カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。著作は41言語に翻訳され、発刊点数は全世界で3100書を超える。また、27作の劇場用映画の製作総指揮・原作・企画のほか、450曲を超える作詞・作曲を手掛けている。

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