|第33回 経営者の器量〈9.混沌の時代には洞察力がものをいう〉#2
前回は、「トップの頭の中にある発展のボトルネック」をテーマに、組織が発展する過程で出現するボトルネックに注意すること、また、社長自身がボトルネックになっていないかどうかを検証することの大切さを学びました。
企業にはトップの自己変革と同時に、参謀組織をフルに使い、「智慧をいかに企業の力を変えていくか」が求められるわけです。
今回は「混沌の時代には洞察力がものをいう」をテーマに、激変する時代において経営者に求められる器量について探究します。
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判断力と同時に必要なものは交渉力です。交渉力とは、人と折衝をして実績を上げる力です。これは非常に大事な力であって、たとえこの世から商品がなくなっても、交渉をする仕事は最後まで残ると思います。
交渉力のもとになっているものとして、直観力と気力もあります。直観力とは霊的な洞察力であり、これを持つことが大事なのです。これを持っている方は結論がよく見えるので、交渉する際に、話を持っていくべき方向がよくわかります。
※以上『青春に贈る』より抜粋
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経営者には、前述のように、能力が高くて才能のある人が多くいます。アイデアマンであり、インスピレーションや直感力が豊かで、感性的な人が比較的多いのです。「勘が鋭く、洞察力がある」というのは、とても優れた長所です。「ひらめきがあり、感性が豊かで、直感が鋭い」ということは、経営者として持つべき能力です。しかし、それだけでは事業が大きくはなりません。
ほとんどの企業家は、「思いつきが次々と出てくる」という特質を持っていますが、そのなかで、できるだけ努力して、一定の論理をつくり上げる訓練をしなければいけません。
一生不変の論理などは立てられるものではないので、その折々のものでかまいません。「こういう場合には、このような判断をし、このように解決していきたい」というように、一つひとつ努力して論理を立てていかなければならないのです。
※以上『経営入門』より抜粋
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著者プロフィール |
大川隆法 Ryuho Okawa
幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。 |
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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