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第5回【徳ある経営者になろう】人材について考える〈前編〉

|第5回 人材について考える〈前編〉#2

 「人は石垣、人は城」という故事成語があります。
人材マネジメントの本質を語るとき、よく使われる名言ですが、戦国時代の名武将「武田信玄」の言葉です。
「人は石垣や城と同じくらい、戦いの勝敗を決する場面において重要である」。信玄は他の武将と異なり、堅牢な城を持ちませんでした。
つまり、立派な城を築くよりも、強い武士を育てることに重きを置いたのです。

また、「人、物、金、情報」という経営資源のなかで、最も成長する可能性があるのは、やはり「人」です。経営トップには、時間に耐えながら人材を育成していくことが求められるのです。
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 人材というものは、その会社の発展段階に合わせた人が最もふさわしいのです。

 五人や十人の小さな企業のときには、あまり優秀な人が来ても、その人にふさわしい仕事がありません。そのため、能力を発揮する場がなく、その人にとってもトップにとっても不幸なことになります。

 ある程度の大きさまで行くと、さらに発展するために、もう少し上のレベルの人材が欲しくなってきます。そのときに、しかるべき人を採ることができなければ、そこで発展は止まります。

 会社が大きくなっていく過程では、「人材の落ちこぼれへの対処」と、「新しい人材の発掘」という作業が、トップにとっては非常に大事な仕事になるのです。

※以上『経営入門』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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