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第5回【徳ある経営者になろう】人材について考える〈前編〉

起業家として新しいビジネスを始めたい。生涯現役、第二の人生を開きたい。
ただの経営者ではなく、真理を実践する“徳”のある経営者になりたい。
そうした目標を達成するためのとっておきのメールマガジン「徳ある経営者になろう」。

大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋から、
経営の極意をつかんでください。

※当記事は、メールマガジン「徳ある経営者になろう」(隔週配信)の一部を紹介しています。

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 徳なるものは必ずあるものです。
それをみなさんにわかるようなかたちでご説明するならば、自分が生きてきた時間のなかで、自分のことより他の人の幸福のことを考えた時間のほうがはるかに多い人のことを、「徳ある人」と言うのです。
徳がある人というのは、他の人びとへの愛の思いを持ちつづけてきた人のことを言うのです。

※『人格力』より抜粋
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|第5回 人材について考える〈前編〉

 「人は石垣、人は城」という故事成語があります。
人材マネジメントの本質を語るとき、よく使われる名言ですが、戦国時代の名武将「武田信玄」の言葉です。
「人は石垣や城と同じくらい、戦いの勝敗を決する場面において重要である」。信玄は他の武将と異なり、堅牢な城を持ちませんでした。
つまり、立派な城を築くよりも、強い武士を育てることに重きを置いたのです。

また、「人、物、金、情報」という経営資源のなかで、最も成長する可能性があるのは、やはり「人」です。経営トップには、時間に耐えながら人材を育成していくことが求められるのです。

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 あなたが経営者である以上、絶対に逃れられないのが「人事の責任」です。

 「人材を、どのように採用し、どのように教育するか。どのように抜擢、登用し、配置するか。どのような組織構造をつくり上げるか」ということは、まさに、あなた一人にかかっているのです。

 したがって、まず、あなたが考えている事業の構想というものを明確にして、「その事業を実現するために必要な人材は誰なのか。誰を抜擢するか。役員や部長、課長など、どの位置に誰を就けるか。人事を好き嫌いでやっていないか」、「適材適所となっているか。その人の長所に合わせた使い方になっているか。その人の短所をできるだけミニマイズ(最小化)するような、人の組み合わせができているか。自分が『使いたい』と思う人の長所を生かし切るために、その人の短所を補うような人との上下の組み合わせ、あるいはチームができているか」などということに、常に目を配らなければなりません

※『経営と人望力』より抜粋
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 人というものは、新しく入れても、すぐには戦力になりません。

 ここが、やはり、非常に苦しいところです。そのためどうしても、人の部分を、コスト、経費と考えてしまう傾向があるのです。

 しかし、「長期的に、大きな組織をつくっていこう」という観点からは、やはり、人をコストと見ることには無理があります。それでは、全体の士気も上がらず、最終的には、優秀な経営管理者を育てるのに難点が出てくるであろうと思います。人材を一つの資源であると考えていかなければ駄目です。いちばん成長する可能性のある経営資源とは何であるかというと、それは人なのです。

※『未来創造のマネジメント』より抜粋
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