映画化作品
夜明けを信じて。
すべてを捨て、ただ一人往く。
誰もいないこの道を
進むしかなかった。
自分自身と「内なる声」
だけを信じて――。
1991年7月15日、
東京ドーム。この日、
宗教家・一条悟の大講演会が
はじまろうとしていた。
マスコミも大々的に報じ、
日本中が注目する一大イベント。
その模様をレポートしている
アナウンサー・立花美穂。
そのテレビ画面を見ている
裁判官の水瀬千晶。
そして郷土の母や学生時代の友。
さらにかつての会社員時代の
同僚や上司たち――それぞれの
悟との日々が回想される……。