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第33回【徳ある経営者になろう】経営者の器量〈9.混沌の時代には洞察力がものをいう〉

起業家として新しいビジネスを始めたい。生涯現役、第二の人生を開きたい。
ただの経営者ではなく、真理を実践する“徳”のある経営者になりたい。
そうした目標を達成するためのとっておきのメールマガジン「徳ある経営者になろう」。

大川隆法総裁の経営書シリーズ抜粋から、
経営の極意をつかんでください。

※当記事は、メールマガジン「徳ある経営者になろう」(隔週配信)の一部を紹介しています。

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 徳なるものは必ずあるものです。
それをみなさんにわかるようなかたちでご説明するならば、自分が生きてきた時間のなかで、自分のことより他の人の幸福のことを考えた時間のほうがはるかに多い人のことを、「徳ある人」と言うのです。
徳がある人というのは、他の人びとへの愛の思いを持ちつづけてきた人のことを言うのです。

※以上『人格力』より抜粋
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|第33回 経営者の器量〈9.混沌の時代には洞察力がものをいう〉

前回は、「トップの頭の中にある発展のボトルネック」をテーマに、組織が発展する過程で出現するボトルネックに注意すること、また、社長自身がボトルネックになっていないかどうかを検証することの大切さを学びました。
企業にはトップの自己変革と同時に、参謀組織をフルに使い、「智慧をいかに企業の力を変えていくか」が求められるわけです。

今回は「混沌の時代には洞察力がものをいう」をテーマに、激変する時代において経営者に求められる器量について探究します。

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 指導者としての第一の条件は「礼」であると述べました。では、第二の条件とはいったい何であるかというと、それを私は「智」であると言いたいのです。この智という字は、知識の「知」の下に「日」という字が付いています。すなわち、単なる知識のみならず、経験を通し、知識が智慧に転化した段階での「智」であると言ってよいでしょう。

 指導者なる者は、彼に追随してくる多くの人びとを生かしていかねばなりません。多くの人びとを生かしていくためには、どうしても、その道において普通の人たちを凌駕するだけの知識、経験、そして叡智とでもいうべきものが必要になります。別な言葉を使うとするならば、「理解力」と言ってもよいでしょう。

 また、この智は、別な面からいうならば、たぐい稀なる発想力と言ってもよいでしょう。次から次へと新たな発想を生み出し、創造的な仕事をしていくための力と言ってもよいでしょう。

※以上『人生の王道を語る』より抜粋
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 上の立場にある人が器を大きくするためには、どうすればよいのでしょうか。それは「永遠の挑戦」をしていくことです。

 「まだまだ、これからだ。毎年毎年、前進し、成長していこう。能力的にも、経験的にも、知識的にも、いろいろな面で成長しよう」と思うことです。もちろん、年を取れば体力や気力は衰えてきますが、体力や気力の衰えを、知識や経験、あるいは、深い洞察力で補い、「別なかたちで成長し続けよう」と思うことです。

 上の者が、「もう、これでよい。これ以上、何もする必要はない」と思う“天井状態”になったら、それは、百年間、伝統の味を守り続けている老舗のようなものであり、あとに続く者たちも、伸びることはできなくなります。そして、嫉妬や競合、追い出しばかりがはびこる組織になるでしょう。したがって、結果をもって成功とせずに、「成功とは、成長していく過程を楽しむ気持ちである」と考え、「ますます発展していこう」と願うべきです。

※以上『未来の法』より抜粋
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