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Winds of Happiness
2025.07.24

第136回【徳ある経営者になろう】シリーズ『経営と人望力』に学ぶ経営術(1)

第136回 シリーズ『経営と人望力』に学ぶ経営術(1) #2

  第1章は、「起業力開発法」です。この章の重要なポイントは、若くして起業を成功させる方法として、会社を設立するときに必要な能力や強みについて具体的なポイントが述べられています。また、熟年起業家が成功する秘訣とともに、経営者にとって大切な心得が説かれています。

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【謙虚さ】
偉くなればなるほどに、自分の足りざるところを見て、「努力しなければならないことは何なのか。謙虚にならなければいけないところは何なのか」を考え、人に言われなくても常に努力し続けなければなりません。「指示を受けなくても、自分の仕事が何であるかが分かる人はリーダーだ」と前述しましたが、上に上がっていく人ほど、陰なる努力を続けていくという謙虚な姿勢が大事です。

 「大勢を働かせて、自分のほうは楽になりました」「仕事を任せて楽になりました」では済まないわけで、「自分のところが楽になったら、その部分をいったい何に使っていくか」ということを考えるべきでしょう。

 時間的に余裕が出る場合もあります。また、金銭的にも余裕が出るときもあるかもしれません。そのときに、何に使っていくか。どんな感じで、それを繰り返し繰り返し回転させながら大きくしていくか。そのために何か投資しているか。時間投資や金銭投資をかけているかどうか。細切れの時間も使いながら努力を重ねているか。こういうところは、実に多くの人に見られているものなのです。

※以上『智慧の法』より抜粋

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【夢の実現】
「その夢は現実に下支えされなければならないのだ」ということを、強く強く心に刻んでください。その現実とは、お金のことです。

 事業を維持するには巨額の資金が必要になります。それは人一人で稼げる金額ではありません。「工場や事務所を持ち、大勢の人を雇い、給料を払わなければならない」となると、多くの収入と支出を必ず伴います。そういうキャッシュフロー(現金の流れ)的なものの考え方が、きちんとできなければ、その夢の実現はできません。夢を描くと同時に、夢をキャッシュのかたちできちんと現実化することができる能力、いわば、「事業計画を金銭的な面からも立ち上げて、それを、自分でやってのけるか、あるいは、他の人を使って、やってのけさせる」という能力が必要なのです。

※以上『リーダーに贈る「必勝の戦略」』より抜粋

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著者プロフィール

大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。

編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]


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