病の時は、反省と感謝のとき(#2)
◆━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 2┃秋子博士の「ちょこっと健康法」:体に必要な水分を学ぼう
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ ビジテイング・プロフェッサーの片岡秋子さんのコラムをお届けします。

私たちの体には、たくさんの水分(体液ともいう)が含まれています。成人男性で体重の約60%、成人女性で約50%、(老人男性約52%、老人女性約42%)で、新生児の場合は約76%が水分です。
一般成人の場合、一日の水分の収支(必要な摂取量と排出量)は約2.5リットルと言われています。水分が不足することで、体にはさまざまな変化(症状)が現れます。
例えば全体の2%が失われると、汗や尿の量が減り、喉は渇きを覚えます。6%が失われると、体の調節機能が低下し、場合によっては手足の痺れやふらつきが起こることもあります。10%の水分が失われた場合、筋肉の痙攣や失神する状態になり、重篤化の怖れが生じます。
夏場に起こりやすい熱中症は、体内の水分、塩分(ナトリウム等)のバランスが崩れることで体内の調節機能が破綻し、最悪の場合は意識障害から昏睡状態(熱射病)にまで到ってしまうことがあります。
私たちは日頃から「脱水症状」であるかどうかをチェックすることが大切です。乳幼児の場合は「機嫌が悪い」「眼が落ちくぼむ」「唇や皮膚が乾燥する」などの兆候がありますので、気遣ってあげてください。また、「爪によるチェック」が可能です。手の親指の爪を逆の指で摘まんでみてください。摘まんだ指を離したとき、白くなった爪がピンクに戻るのに3秒以上かかれば脱水症状が起きている可能性があります。
また、脱水時には「水だけ飲む」というのは要注意。人の体には体液を一定の濃度に保つ仕組みがあり、体液は約0.9%のナトリウム(塩分)濃度で保たれています。水だけを飲み続けると体液が薄まり、体はこれ以上体液が薄まらないよう、喉の渇きを止め、余分な水分を尿として排泄します。
これが「自発的脱水症」と呼ばれ、体液の量が回復できず、運動能力が低下して熱中症の原因になります。汗をかいたときには、必ず塩分(ナトリウム)の補給を心がけてください。
看護学博士:片岡秋子
◆━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ 3┃心に問いかける一言:1つ目
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(1) 病気とは、魂の休息日である。
メールマガジン「心が変われば、身体も変わる ヒーリング」は、2023年12月15日から配信を開始しました。※3か月毎に1回にて配信中!
大川隆法著作シリーズから、主に病気克服を学べる書籍を紹介しています。
ぜひ、購読してみませんか。メールマガジンの登録はこちらへ