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第115回【徳ある経営者になろう】シリーズ「理想の会社の創りかた」-勤勉なる精神(6)-

|第115回「理想の会社の創りかた」-勤勉なる精神(6)- #2

 「報徳仕法」は、農民の生活指導などを通じて農業経営の立て直しと農村の復興を目的に、江戸後期に完成したと言われます。なかでも尊徳翁の一番弟子、相馬中村藩の富田高慶は、「報徳仕法」を使って藩の復興を成し遂げました。「報徳仕法」の根本は「至誠」、その上で「勤労」、「分度=平均収入から支出の限度を決める」、「推譲=人を推薦して地位や名誉を譲ること」が重要だと述べています。

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 数年前、『巨人の星』というアニメのDVDが売り出されました。これは私の子供時代のアニメです。よく流行ったアニメで、「『巨人の星』が放映される時間には、お風呂屋が空になる」などと言われていました。そういう、ずっと昔のアニメがリバイバルで売り出されています。「昔の時代に戻る」という傾向が出てきているのです。

 もう少し汗を流してください。「汗を流さずして稼げる」というような考え方はやめてください。見栄や、はったりのための商売は、虚業なので、消えていきます。中身がなければいけません。「実体がある。実際にニーズがある。必要があって、まめに働いている」、そういう商売はうまくいきます。

 したがって、勤勉に働くという意味で、「昔返り」をしなくてはなりません。智慧が特に出ないならば、八時間労働は十時間労働に、十時間労働は十二時間労働に変えて頑張らないと、未来は開けないのです。

※以上『智慧の経営』より抜粋
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 二十世紀後半において、日本は極めて注目される国であり、私たち日本人は、その勤勉さと繁栄を、他の諸民族から羨望の目で見られています。こうしたときに私たちが考えねばならないのは、もう少しスケールの大きな発想と、もう一段力強い建設的な仕事の展開ではないでしょうか。

 私は、大多数の人々には、アリやハチのように勤勉に生きていただきたいと思いますが、幸福の科学の仏法真理に触れて目覚めた人に対しては、ときにライオンのようになっていただきたいと思うことがあるのです。

 こうした人たちは、いったん火がつけば、燃え上がる草原の炎のようにもなり、また、ライオンのごとく猛り狂うことさえ可能だと思うのです。

自分の持っているエネルギーを、いたずらに蕩尽することなく、「自分が抱えている仕事のなかで、いちばんエネルギーを要する問題はどれか」を考え、その問題を解決することに全力を出すために、すべてのコンディションを整えていく努力が必要だと思えるのです。

※以上『仕事と愛』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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