第143回 シリーズ『富の創造法』に学ぶ経営術(4)#2
第3章の「経営者マインドの確立」の前半では、社会の変化やその実体を見抜き、立ち返るべき原点とともに、経営者が考えるべき「国富を増やす方法」について学びました。後半では、「縁起の理法」や「戦争の経済学」、古典に見る「人としての生き筋」など、より具体的な富の創造法を学びます。
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【戦争の経済学】
統計を通じて判断するときに、「経済学的人間」みたいなものを考えて、「経済学を考えて、学んでいるような人間なら、こういうときはこういうふうに動くはずだ」といった合理的な人間、合理的な行動を取る人間を予測して、経済予測を立てるのだけれども、世の中、そんなに必ずしも経済的な人間というか、経営理念のある、あるいは経済理念のある人間ばかりではありません。エモーショナル(感情的)に世の中は動いていくことがあるので、このへんが読めないことがあります。
例えばコロナウィルスが流行って、「不況が来るかもしれない」「世界恐慌になるかもしれない」などと言い出すと、これは新しい経営情報が一つ加わります。あるいは、「戦争が始まる」というようなことだってあるかもしれない。
ですから、そういう、「機を見るに敏」な状態も持っていなければいけないし、現場で判断していくことです。現場のほうに情報が多いので、判断していかなければならないということも大事だと思います。
※以上『経営者マインドの秘密』より抜粋
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【古典】
もう一つは「古い時代」、「古典の時代」のもので、まだ今も生き延びているようなもののなかに、人類の叡智のようなものはあるので、もし、自宅で巣ごもりの時間などが増えてくるのであれば、そうした古典のものなどを読み直すべき時期が来ているのだと思うのです。「時代が変わっても、価値として遺っているものは何なのか」というところです。そういう古典を学ぶ必要はあると思うのです。
それには「語学」も一つのツールになります。語学は、単に「コミュニケーションの学」としても使えますけれども、それだけではなくて、その言語が通じる国のなかの「文化」や「歴史」があるので、語学を入り口として、そこまで根を下ろしていくことです。語学とその文化にはつながりがありますから、これが大事になります。そのように、外国のどこかの視点を一つ持つと同時に、それをすると今度は、「日本とは何か」ということを知る必要も出てきます。日本の歴史のなかにも、どういうものがあって、そのなかで、先ほどの「勧善懲悪省」ではないけれども、“新しい目”で見直したときに、この時代、日本の時代がどんなふうに見えているのかというところを見る。こういう視点を持っていると、かなり時代を超越したものの見方はできると思います。
※以上『自分を鍛える道』より抜粋
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編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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