病の時は、反省と感謝のとき(#2)
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┃ 2┃ドクター秋子の「ちょこっと健康法」:腸内環境を整えよう①
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ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ ビジテイング・プロフェッサーの片岡秋子さんのコラムをお届けします。

人間の腸内には、およそ1000種類の細菌が生息していますが、その数は100兆個に及ぶと言われています。この群生した細菌のことを「腸内フローラ」と言いますが、それぞれの働きによって善玉菌(約20%)、悪玉菌(約10%)、そして日和見菌(約70%)に大きく分けられます。消化、吸収を促し、免疫力を高める善玉菌、有害物質をつくり、免疫力を低下させる悪玉菌、そして日和見菌は、体の状態に応じて良い働きもすれば、悪い働きもする菌のことです。例えば、偏った食事や運動不足、ストレスなどが悪玉菌を増やし、便秘や下痢、さまざまな病気を引き起こします。普段から健康的な生活、食生活を心がけることが、腸内細菌にいい影響を与え、免疫力を高めるのです。
腸内では、どのような消化や吸収が行われているのでしょうか。本格的な消化、吸収が始まるのが「十二指腸」です。胃から送られた食物と消化酵素を混ぜ合わせ、栄養の吸収を促します。次に「小腸」では、食物を分解し栄養分を吸収。残った老廃物を大腸に送ります。食物が小腸を通過するのに3~4時間かかります。そして「大腸」では、小腸から送られてきた老廃物の水分を吸収し、固形の便をつくります。その便を貯めておくのが「S状結腸」で、ここに便が長く留まると便秘の原因になります。最後が「直腸」で、肛門につながっています。ここに便が送られると脳に信号が送られ、便意をもよおすことになります。ちなみに「小腸」は長さ6~7m、菌はごくわずか。また、「大腸」は長さ1.5m、このなかに600~1000兆個の菌が存在しています。
日常の呼吸や食事によって体内に侵入する病原菌に対して、腸内の免疫細胞が病原体を撃退。まさに「腸」は、免疫力の要と言えるのです。
看護学博士:片岡秋子
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┃ 3┃心に問いかける一言:9つ目
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(47) 今さら取り返せない人間関係については、神仏に許しを願おう。
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