第140回 シリーズ『富の創造法』に学ぶ経営術(1)#2
本書は3章から構成されていて、第1章は、「ミリオネイア発想法」、第2章は「お金持ちマインド」、第3章は「経営者マインドの確立」となっています。第1章、第2章、第3章は2回、計4回にわたって紹介します。「まえがき」には、「本書は、再度、日本を勝ち組に戻すための参考書」と記され、筆者の日本経済復興への熱意が込められています。
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【伝統的価値観】
国家の指導者であれば、感情的なものや現在の価値観だけで判断してはならず、将来を見通して、「将来において国民が存続できる行き方は何なのか」という観点から判断をしなければならないのです。
会社においてもそうです。
しかし、「危急存亡の秋」になれば、それを捨てなければいけないこともあるのです。会社においては、創業の精神などは、一種の憲法でもあり、宗教で言えば基本教義に当たるようなものでしょう。しかし、あえてそれを乗り越え、それを捨ててでも、やらなければいけないときもあります。そうした伝統的な価値を護りすぎて滅びる企業も数多くあるのです。
※以上『智慧の経営』より抜粋
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【真・善・美】
勉強から学問の世界へと入っていくには、この「真を求める心」が大事で、それを求めている人が大部分という風に考えてよいと思うのです。
ところが、「真・善・美」の「善」もあります。「善とは何ぞや」というと、「善悪を分ける心」です。「正義心」や「義の心」です。
それから、「美」というのもあります。それぞれ「人生を懸けるに足る徳目」ではあると思うのです。美しさというものに惹かれるものには、美術的なものもありますし、音楽的なものなど芸術全般にあります。小説のなかにもあるかもしれません。あるいは、人間としての生き方の美学というのもあるかもしれません。そんななかに「美」というのもあると思うのです。この「真・善・美」もまた、人間の追究すべき特徴の一つです。
※以上『あげママの条件』より抜粋
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編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]
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