誰も教えてくれない本当の終活 (#2)
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┃ 2┃終活コーディネータによる「されど終活」:「墓じまいと改葬」編
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「ネバーエンディング・セミナー」講師・僧侶の田中稔之さんのコラムをお届けします。

お墓に埋葬されている遺骨を別の墓に移すことを「改葬」と言い、すべての遺骨を改葬し、お墓そのものをたたんでしまうことを「墓じまい」と言います。最近では、「墓じまい」を考えている人は意外に多いようです。お墓のある遠い故郷には身内もいなくなり、お墓参りも大変なので、近くにお墓を移し、永代供養墓(納骨堂など)に埋葬したり、墓苑はやめて別の供養方法を模索している人もいるようです。
事情は様々にあるでしょうし、墓参りに行けなくて無縁墓にしてしまうくらいなら、近くに移すのもありえると思います。ただ、気をつけていただきたいのは、「墓じまい」ができるのは、原則、祭祀承継者と言われる、お墓の管理責任を先祖から受け継いでいる人に限ります。「改葬」も同じです。祭祀承継者に黙って、勝手に改葬をしてはいけません。実際に「墓じまい」をする場合には、墓苑(お寺や霊園など)から埋葬証明をもらい、役所に改葬許可を申請しなければなりません。
また、注意しなければならないのは、お墓には、あなたの知らない遠い親戚や知人、亡くなられた方の縁ある方などが、定期的にお墓参りに来ているかも知れないと言うことです。縁ある方々に対しては、「墓じまい」や「改葬」についての案内を出す配慮も必要かも知れません。お墓は故人の「信仰」を子々孫々に伝える大切なものです。子や孫や縁ある人々が先祖を敬い、感謝の供養を続けられるように、その縁(よすが)となるお墓の在り方は慎重に考えていただきたいものです。
相続診断士:田中稔之
◎―― 田中講師:セミナーの
お知らせ ――◎
「七の日式典」
テーマ:「病気と信仰」+
「人生・終活相談」(要予約)
◆日時: 2025年8月27日(水)11:00~
◆場所:渋谷精舎(東京都渋谷区鶯谷3-12)
TEL 03-3457-1757
最寄り駅/渋谷駅「新南改札」より徒歩7分
◆有料 ※詳細は、電話にてお問い合わせください。
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┃ 3┃天国に還るための「反省」のすゝめ:『正しい供養 まちがった供養』より
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●『智慧の経営』
―不況を乗り越える常勝企業のつくり方
/大川隆法(著)
/11,000 円(税込)
(2012年12月発刊)
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経営者は反省をしなければいけません。「あの客は、どうして来なくなったのだろう」と、反省に反省を重ねることが大事です。反省から智慧が生まれて、発展が始まるのです。反省をしている経営者は立派です。一般に、経営者は“天狗”になってしまうことが多く、胸を張っていばっている人が少なくありません。基本的に反省できないか、反省したくない人たちなのです。そういう人が経営者になり、従業員を使って、いばっていることが多いわけです。
したがって、経営者に反省を勧めても、そう簡単には反省しません。いばっていたり、うぬぼれていたりするからです。「宗教家は偉いかもしれないが、金儲けの力は、おれのほうが上だ」などと思っています。そのうぬぼれをかち割るのは大変です。特に、社長族というのは、極めて反省をしない“種族”と言えます。(中略)社業を発展させたければ、反省をしてください。よく反省をし、改善をしようとする経営者のいるところは発展します。
(PP.113-114)(『智慧の経営』より抜粋)
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