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第56回【徳ある経営者になろう】降魔と経営(4)

|第56回 降魔と経営(4) #2

 昨今、幸福の科学では「天狗型の成功への戒め」の教えが数多く説かれています。自らの成功ばかり自慢するタイプの経営者には、いわゆる“天狗さん”が多いようですが、彼らは一旦、魔境に入ると、すってんころりん、高転びする傾向が強いのだとか。諫言を聞く耳を持たず、自分の地位を守ることに汲々とするタイプの経営者には、「謙虚さ」とともに、つねに学びの場に自分を置くことが大切です。

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 霊能者ではなくても、たとえば経営者や学者のなかには、非常に強くインスピレーションを受けているタイプの人がいます。こういう人は守護霊の通信を間接的に受けているのです。ひらめきというかたちで彼らの声を聞いていることが多いわけです。このような場合にも、ある意味で阿羅漢の一種に達していると言えるかもしれません。

 一般的な「阿羅漢の基準」としては、第一に、心に引っ掛かりがなく、透明感が増すこと、第二に、霊界と同通するか、あるいは、それに近い状態になること、第三に、他人の気持ちが手に取るように分かりはじめること、この三つの基準を挙げることができるでしょう。

 霊的能力を持ちたがる人、あるいは持った人には、どうしても、うぬぼれの気持ちが出てきます。その気持ちのところに魔が忍び込み、本人を転落させるように誘惑することになるのです。これが、いちばん危険な現象です。したがって、阿羅漢の状態に近づいたと思ったら、みずからを謙虚に考える必要があります。みずからを謙虚に捉え直していく必要があります。こうして初めて真実の阿羅漢となれるのです。

※以上『幸福の科学とは何か』より抜粋
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 現実の仕事能力も磨き続けてキャリアをアップしておくことが、実は、霊的な能力において「悪魔の論理」を断ち切ったりするのに役立つのです。

 自分が悪霊祓いをするときに、「なかなかうまくいかないな。いつもいつも悪いやつがやってきて、取り憑いて離れないな」と思ったら、自分の仕事のなかで何か無理をしているところがないか、解決がつかないところや我慢し続けてきついところ、問題が大きく見えすぎているところがないかどうかを見て、それを細分化するなり、時系列で割ってやるなりするとよいわけです。あるいは、「自分の分限として、どの程度までできるのか」というところも判断してみてください。

 こういう工夫をしなかった人は、残念ながら、悪霊・悪魔祓いにおいても、最終的には“沈没させられる”ことがあります。したがって、この世的な能力とも重なりますが、最終的には、「人間としての総合力」が効いてくるのだということを知ってください。

※以上『悪魔からの防衛術』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県生まれ。東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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