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第47回【徳ある経営者になろう】経営者と八正道(3)

|第47回 経営者と八正道(3)#2

経営者は、その激務ゆえにストレス対策は必須だと言えましょう。
経営において、八正道の「正命(しょうみょう)」に当たるものには、「『身(しん)・口(く)・意(い)』の調和がとれているかという内容があります。生活の乱れを糺すという学びがあり、正しい一日二十四時間を生きて成長することが求められているのです。

引き続き、経営と八正道について考察します。

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 商売上、綺語を言う人はいます。「毎度あり。お客さん、〇〇ですねえ」などと言って、お客さんの機嫌をとることは、商売上の潤滑油として、ある程度は許されるでしょう。お互いに、そういうものだと了解しているからです。

 しかし、商売ではなく、単に自分がほめられたいために、おべんちゃらや、きれいな言葉を言ったり、あるいは、「相手を利用してやろう」と思って、そういう言葉をよく使ったりしている人には、やはり、どこかで、しっぺ返しが来ます。特に、おべんちゃらを言う人には、劣等感を持っている人が多いのです。

 ただ、地位も低く、仕事のレベルも大したことのない段階においてはよいかもしれませんが、ある程度、仕事が固まってきたり、地位を得てきたりしたならば、気をつけなければいけません。やはり、立場相応の言い方というものがあるのです。

 そのため、影響力の大きい立場になったときには、言葉に気をつけて、抑えた言い方をしなければいけません。

※以上『八正道の心』より抜粋
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 「正しく念う」とは何でしょうか。みずからの想念のコントロールの仕方として、正思を、一日のうちに去来する思いの総量、集大成と考えるならば、正念は、未来の人生計画、将来の自分についてのビジョンといったことになります。
 
 これは「あなたの人生計画、自己実現計画は、どのへんにあるのか。あなたがいつも心に念じていることは何なのか」ということを問うているのです。

 人生はまさしく目標や計画の連続であり、「いかなる目標や計画を立て、いかにしてそれに念いを集中していくか」ということが非常に大切になるのです。

 その念いが、たとえば、「あの人に害を与えてやりたい」「あの会社をうまくいかないようにしてやりたい」「彼の出世を妨げてやりたい」といったものであれば、それは間違った念いとして記録されることになります。そうではなく、できるだけすべてのものがよくなっていく方向で念うことが大事なのです。

※以上『釈迦の本心』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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