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【天国に還るための終活】第4回 憑依現象について ―中編―

┃ 本当の終活とは「自分がなぜ生まれてきたのか」を悟ること

 地震、津波、台風、洪水など打ち続く天変地異。そして、昨今、コロナウィルスという感染症(疫病)の流行で、“死”を身近に感じることが増えたのではないでしょうか。

 はるか昔から、「宗教」は死生観、つまり死後の世界のことを教えていました。また、古代ギリシャの「哲学」にしても、ソクラテスやプラトンは魂やあの世の存在について語っています。しかし、科学の進歩とともに、宗教はいつのまにか隅っこに追いやられ、解らないものについては議論しないという「不可知論」へ、さらには神仏や霊界そのものを否定する「無神論」が主流になってしまいました。

 そこに、20世紀後半、「幸福の科学」が出現し、大川隆法総裁による「仏法真理」という教えのもとに霊界、あの世の世界、魂の真実がはっきりと説き明かされたのです。人は例外なく、やがて“死”を迎えます。死後の世界を学べる教科書は「宗教」しかないのです。

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 善悪のけじめを知るためには、「人間の本質は魂であり、魂は『過去・現在・未来』を生き通しの存在であって、この世での人生修行の内容や結果に応じて、死後の行き先が、天上界と地獄界という、二つの世界に分かれていくのだ」という根本的な真理を、まず、つかまなければいけません。

※以上『生命の法』より抜粋
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┃【天国に還るための終活】
┃ 第4回 憑依現象について ―中編―

◆◇目次◇◆
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 1 今回のテーマ:呪いと生霊
 2 講師・僧侶によるコラム:「実際にあった“呪い”の話」
 3 スピリチュアルルポ:「ブードゥー教」話譚
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┃ 1┃今回のテーマ:呪いと生霊
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平安時代の陰陽師

 普段の日常生活で、自分には「呪い」とか「生霊」なんて、まったく関係のない話だと一蹴してしまう人も多いのかも知れません。しかし、古来より日本では「生霊」が跋扈し、「呪い」が飛び交う世界が日常茶飯に認識されていました。

平安時代、「陰陽師」と呼ばれた一種の超能力者が存在し、宮廷において政治顧問のような役割を果たしていたのです。なかでも安部清明とその師、賀茂光栄は有名です。当時、世継ぎを予定されていた人が呪いによって病気になってしまうことがよくあったそうで、天皇や大臣を守護していた陰陽師らが、呪術によって呪いを返すといった戦いが実際に繰り広げられていたのです。



映画『呪い返し師-塩子誕生』に見る“嫉妬心”

 それは現代も同じ。いや、もっと「呪い」が飛び交い、「生霊」が跋扈する世の中かも知れません。競争社会や格差社会のなかで悔しい思いをした人が発する「嫉妬心」は、「うらやましい」から「憎たらしい」へ、そして「あいつなんかいなくなればいい」といった「呪い」となって相手を苦しめることになります。

この秋に公開された映画『呪い返し師-塩子誕生』は、塩子というスーパーサイキックのヒロインが登場し、秘法を駆使して霊的な悪影響を跳ね返していくストーリーです。相手を不幸にする「呪い」を、しっかり「悪である」と認定し、生霊、あるいは悪霊を祓うのです。



自分が生霊とならないために

 精神的に塞いでしまったり、それが肉体に及んで病気や事故につながったり、生霊は直接的、間接的に影響があると言います。生霊対策の一つとしては、自分が誰かに呪われていないか、呪われるような隙は無かったかといった“自己客観視”が必要です。

一方で、自分が生霊化しないためには、自制心、謙虚さ、日々の精進、そして何よりも神仏への信仰心が大事です。自分に、分(ぶん)不相応な欲がなかったか、小成功して自惚れ天狗になっていないか、そういった日々の心の点検が運命を向上させる秘訣です。



*** 参考文献 ***

●『生霊論』
―運命向上の智慧と秘術―
/大川隆法(著)

/1,760 円(税込)
(2019年11月発刊)
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〈本文より抜粋〉
 おそらく、生きている人が何か葛藤を起こしていて、その人の「おすがり念」や「訴える念波」のようなものがずっと継続的に来ている場合、体のどこかに何らかの異常が出るようなことは、往々にしてあるのではないかと思います。こういうことを知らずに、ただ、「病気になった」とか、「怪我をした」とか思う場合はよくあるのですが、私の場合は、明確に生霊だと分かってしまったこともありました。

したがって、世間にも、そうした生霊の影響を受けている人はたくさんいるのではないかと思います。おそらく、「転んで怪我をした」とか、「どこかを痛めた」とかいう場合に、そういったことはあるのではないでしょうか。(中略)あるいは、自分のほうが攻撃的な生き念を発信している人の場合、それを受けている人のほうが、調子が悪くなることもあるでしょう。

そのように、自分のほうから念を発信している人というのは、他人をコントロールしようとする傾向があるのではないかと思います。おそらく、ほかの人の心をコントロールして、自分の思うようにハンドリングしようとする傾向があるだろうと思うのです。
(PP.42-43)

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●『呪いについて』
―「不幸な人生」から抜け出すためには―
/大川隆法(著)

/1,650 円(税込)
(2022年9月発刊)
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 呪いという言葉が重くてなかなか理解できない場合、その発端にあるものが「嫉妬心からくるもの」だと解釈すると納得できるのではないでしょうか。松下幸之助翁の言葉に「嫉妬は狐色に焦がすぐらいでちょうどいい」というのがありますが、“真っ黒”になるまで嫉妬する(焦がしてしまう)と、美味しいものも不味くなって「悪」になってしまいます。

本書では呪いにつながってしまう考え方や欲望による苦しみを乗り越えるための教えなどが満載。厄災や不幸から身を護るためにも「呪い」について勉強してみませんか?

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●『日本を救う陰陽師パワー』
―公開霊言 安倍晴明・賀茂光栄―
/公開霊言シリーズ 大川隆法(著)

/1,320 円(税込)
(2010年7月発刊)
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 冒頭で紹介した平安時代に実際に活躍した二人の日本最強の陰陽師、安倍清明と賀茂光栄による公開霊言。安倍清明の霊言では、宇宙のパワーを引いてくる方法や、秘中のなかの秘、五芒星の役割などが語られます。

また、賀茂光栄の霊言では、現代社会に暗躍する悪魔の狙いを明らかにするほか、「悪霊撃退」の心構えや「生霊返し」の術が示されます。ともに日本を憂い、日本の未来への指針が熱く語られます。


著者プロフィル
大川隆法(おおかわ りゅうほう)
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。
1956年、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界168カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。著作は41言語に翻訳され、発刊点数は全世界で3100書を超える。また、27作の劇場用映画の製作総指揮・原作・企画のほか、450曲を超える作詞・作曲を手掛けている。

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