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第3回【徳ある経営者になろう】経営理念を立てる〈前編〉

|第3回 経営理念を立てる〈前編〉#2

 経営者にとって、「経営理念」をつくることは大切です。
江戸時代から昭和にかけて活躍した近江商人(滋賀県出身の商人)は、現代の「経営理念」に通じる「三方よし」という商売哲学に基づいて、豪商へと成長したことで知られます。「商いとは、自らの利益のみならず、買い手としての顧客、そして、世間(商売先の地方)にとって良いものであるべき」という考え方でした。
戦国時代で言うと、武田信玄の「風林火山」、織田信長の「天下布武」といった「錦の御旗」のようなものであり、発展、繁栄のためのキーワードなのです。

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 「経営理念」があれば、それぞれバラバラのところで仕事をしている社員たちが、「自分たちは、何のために仕事をしているのか」と思ったときに、その「経営理念」に立ち返ることができます。そして、「ああ、自分たちは、こういう目的のために働いているのだ。では、このようにしなければいけないな」と考えるようになっていくわけです。そういう意味で、「経営理念の結晶化」と、それを、社員教育を通して繰り返し教え込んでいくという「教育」が必要になってきます。

 ここのところで手を抜くと、いつまでたっても、社長一人の能力で全部をしなければいけなくなるため、「経営理念」を繰り返し教え込んで、幹部を育てていかなければいけません。要するに、会社になってきたら、番頭さんから始まって、重役や幹部社員、中堅幹部社員までつくっていかなければいけないし、さらに、末端に至るまで、一定の〝遺伝子〟をつくっていかねばならないのです。

※『経営が成功するコツ』より抜粋
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 経営者は、経営理念を立てて、それを社員に学ばせ、「わが社は、どの方向へ行き、どのようなかたちで社会貢献をするのか」ということを繰り返し教えなくてはなりません。

 教育によって社員に経営理念を浸透させなければ、経営者一人の頭のなかにインスピレーション(ひらめき、着想)として思いついたことを、彼らに発信するだけになってしまいます。社員に学ばせて、自分と同じような動きができるようにするものが経営理念なのです。

※以上『経営入門』より抜粋
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 経営理念とは何かというと、「わが社は何のためにあるのか」という質問に対する答えです。要するに、「わが社がこの世に存在する理由」なのです。

 この「わが社は何のためにあるのか」という質問を常に反芻できる人が経営者です。

※以上『不況に打ち克つ仕事法』より抜粋
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著者プロフィール
大川隆法 Ryuho Okawa
 幸福の科学グループ創始者兼総裁。1956年、徳島県生まれ。
東京大学法学部卒業後、大手商社に勤務し、ニューヨーク本社で最年少の財務担当オフィサーとして、年間1兆円の輸出入、三国間・国内の外為実務の事実上の責任者として活躍した。帰国後、大手銀行二十行の資金交渉担当役に抜擢される。
1986年、幸福の科学を設立し、日本全国、世界各国に精舎、支部・拠点を展開。日本最大規模の組織をつくりあげた。著者の経営理論を実践し、上場した企業も多く、優れた経営者が続々と誕生している。
編集・執筆:木藤 文人[ジャーナリスト]




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