
霊界探訪のワクワク感を音楽で
「永遠の法」で興味深い曲は?
たとえば、「霊界アドベンチャー」のテーマ曲ですね。五次元霊界をみんなで空を飛ぶ。霊界を探訪しているワクワク感です。このアレンジバージョンは、星川隆太がさらに上の次元の世界に行こうとするときの勇気や決意のところに使っています。
それから「ゴッド・イーグル」のテーマ。南米のシャーマンなんですけど、霊界のことをよく知っているという神秘感と霊界を飛び回れる自在さを表現しているんです。
霊界怪獣「ビヒモス」の曲もあります。旧約聖書に、リヴァイアサンと対比されて出てきますけど、自分でもいろいろ調べたんです。けっこう宗教的な生き物なんだなと思いました。地獄のヒスラーたちに操られるんですけど、ビヒモスには過去の悲しいできごとがあって、そのへんのワケありな悲しさや、仏の悲しみといった感じが、サウンドトラック盤で全貌を聴いていただくと、わかると思います。
霊界ロボット「エンゼルX−1」の曲は、ある種の勇壮さとそれをささえる愛の部分から成り立っています。単に力だけで戦うのではないという感じも考えて作りました。
自分の心がスクリーンに映るような不思議な感じ
あと、「霊界エレベーター」のテーマ曲というのがあって、モチーフとしてはいろいろなシーンに出てくるんですけど、全貌は九次元世界から一気に下りてくるところでわかります。高次元の神様の目から普通のわれわれの見方に近づいていくわけです。また、「永遠の不思議」の曲で、四次元から九次元まで上がっていくというシーンがありますが、私はこのシーンでとても不思議な気持ちになるんです。映像を見ているようなんだけど、自分の心がスクリーンに映っている感じがする。自分の心の中のできごとが見えてくる。あれは不思議な感覚ですね。自分の心が見えているのか、見えているものが自分の心に投影しているのか、どっちがどっちなんだろうというすごい不思議な感じがしましたね。
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